令和7年11月15日(土)に実施いたしました、引渡し訓練につきまして、以下の通りご報告いたします。
【実施場所】あさひこども園
【実施日】令和7年11月15日(土)
【実施時間】11:00~12:00
【想定する災害の規模】
宮崎県沖にて、マグニチュード8クラスの地震・津波が発生。交通機関、通信網が混乱し、使用できない状況を想定して実施します。訓練の流れ等詳しい内容は訓練の案内を参照ください。
【両園舎合同で訓練を行うことについて】
あさひこども園(ルミナ)は大塚地域の津波避難ビルに指定されています。
その為、津波発生時はリーフからルミナに避難することになるので、引渡し訓練では両園舎のお子様をルミナで引渡しを行っております。
宮崎市 津波ハザードマップより「津波避難ビル2」
資料が平成25年に作成されているため、旧園名「あさひ保育園」で掲載されています。

【実施報告】
天気 晴れ
参加者
| 園舎名 | 園児数 | 職員数 |
|---|---|---|
| ルミナ | 47 | 17 |
| リーフ | 45 | 15 |
| 児童クラブ | 5 | 1 |
| 合計 | 97 | 33 |
所要時間
11:00~12:08
タイムスケジュール
| 11:00 | 非常ベルを鳴らし、これを地震の発生として避難訓練を開始した。 非常ベルと同時に災害発生の合図となるLINEを全世帯に配信。 |
| 園児は安全を確保するために机の下などに避難。 | |
| 地震が落ち着いたことを確認し、園庭へ避難。 | |
| 11:05 | 津波警報が発令された旨、全体へLINEはメッセージを配信。 これを受けて、屋上までの通路の被害状況を確認後に、順次屋上へ移動。 年長さんから順次避難。避難を終えた職員が、幼児クラスの移動をサポートする。 |
| 人数を確認し、待機。 | |
| 順次、引き渡しを行い、降園。 | |
| 12:08 | 全園児の引渡しを完了。完了したことをLINEにて全世帯に通知し、訓練を終了した。 |
参加された保護者からのご意見・感想
【ご意見・感想】
今回は先生の車がなくて駐車場に余裕がありましたが、実際は先生の車があると思うので、その時に停める場所がなくて渋滞や混雑が起こるのではないかと思いました。 震災が起きて父母がすぐに迎えに行けず、祖父母や親戚にお願いすることも想定されます。迎えに来た方のお名前を記入してもらうなどして、誰に引き渡したかを把握しておいた方が安全だと感じました。事前に迎えに来ると予想される人を確認しておいても良いかもしれません。
【回答】
貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。
ご指摘のとおり、実際の災害時には園周辺だけでなく、近隣の道路全体で渋滞や混雑が起きることが予想されます。電柱の倒壊や交通事故など、想定外の状況が多数発生する可能性もあります。そのため当園では、災害発生時のお迎えについては 「基本的に徒歩でのお迎え」 をお願いしております。
徒歩での来園を想定し、ご自宅から園までの経路を実際に確認しておくことで、非常時の備えにもつながると考えております。
ただし、ご自宅が遠方でどうしても車での来園が必要な場合には、混雑を少しでも軽減するため、谷口理容側から園の山側へ抜ける一方通行での進入にご協力いただけますと幸いです。これは園と保護者の皆さまで共通認識としてお持ちいただきたい点です。
引き渡し時の本人確認について
「迎えに来られた方のお名前を記入し、誰に引き渡したかを明確にしておくべき」というご意見についても、大変重要な視点だと感じております。
これまでも職員の反省会で「引き渡しカード」について議題に上がっていましたが、カードを常に携帯し続けることの現実性や、被災時に紛失するリスクもあり、導入には至りませんでした。
ただし、今回いただいた “引き渡し時に受け取りされた方のサインをいただく” という方法は、確実性が高く、非常時でも運用しやすいと考えています。
そのため、来年度よりこの方法を導入する方向で準備を進めてまいります。
事前に迎えに来る可能性のある方を確認しておく案についても、園内で検討し、可能な形で反映していきたいと思います。
引き続き、より安全で確実な引き渡しが行えるよう、改善に努めてまいります。貴重なご意見をありがとうございました。
【ご意見・感想】
こんにちは!迎えが遅くなりご迷惑をかけてすみませんでした。こうした訓練が月に一回のペースであると安心するのと子供達もスムーズに動けたり頭を使って行動できるかな?✨と思います🌸
【回答】
ご意見をいただき、ありがとうございます。
また、お迎えが遅れたことにつきましても、お気遣いのお言葉をありがとうございます。
今回のような訓練の重要性をご理解いただけたこと、大変心強く感じております。
おっしゃるとおり、訓練を重ねることで子どもたちがスムーズに動けるようになり、実際の災害時にも“自分で判断して行動する力”が身につくことにつながります。
ただ、引き渡し訓練の場合は、保護者の皆様のお仕事やご家庭の都合もあるため、毎月の実施は参加率の面で難しいのが現状です。
一方で、園では 地震・津波・火災・ミサイル発射などに対応した避難訓練を、年間を通して毎月1回 行っており、子どもたちは日頃から「自分で身を守る動き」を経験しています。
引き渡し訓練は年に一度の実施ではありますが、日々の避難訓練を通して、子どもたちがいざという時に落ち着いて行動できるよう、今後も継続して取り組んでまいります。
温かいご意見をありがとうございました。
【ご意見・感想】
訓練には関係ないことかもしれませんが、事前に持ち物が何も要らないこと等の連絡がなかった為子供に聞いて知りました。 子供の言うことだったので確信がなく、当日一応全て用意して登園し確認してから何も要らないということだったので荷物は持ち帰りましたが、避難訓練終わって登園するときに子供が飲み物も何も出ず喉が乾いたと言ったのでビックリしました。 本当の災害時に備えての訓練だからなのかわからないですが、訓練までに2、3時間あったので園で水分を出さないのならせめて水筒だけは必要と言って欲しかったです。
【回答】
ご意見をいただき、ありがとうございます。
また、事前の案内不足によりご心配をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。
今回の訓練については事前に流れを配信しておりましたが、リーフでは持ち物を持たずに登園することについて事前の説明が十分でなかったため、結果として混乱を招いてしまいました。
今後は、事前にご留意いただきたい点について確実にお伝えできるよう改善してまいります。
また、水筒についてのご指摘につきましても、子どもたちが喉の渇きを訴える場面があったことを重く受け止めております。
訓練は“現実に近い状況を想定すること”が重要であり、だからこそ子どもの安全や体調管理を損なわないよう十分に配慮して行う必要があると考えております。そのため次回からは、以下の点に注意して訓練を行います。
- 平常時と同じように持ち物は持って登園する
- 訓練中に水分補給を行うタイミングを確認しつつ訓練を行う
この度は大切なご指摘をいただき、本当にありがとうございました。
今後の訓練の改善に必ず活かしてまいります。
【ご意見・感想】
引き渡し訓練、お疲れ様でした。うちは職場が市外、私の実家も高岡と遠いのでこのような訓練をしていただけることが大変ありがたいです。ただ、今回は車で行きましたが、実際は自宅から徒歩または自転車で行くことも考えられます。道路状況(建物崩落でいつもの道が通れない、橋が渡れないなど)によっては1〜2時間では辿り着けないかもしれません。その場合、水分や軽い食べ物など子ども用の備蓄はあるのかなと思いました。私の職場では3日分の水分と食べ物・衣類等は自分で準備することになっているので、もし必要なら子どもの分も一緒に準備しようと思うのですがどうでしょうか?これは私の意見ですし、自宅が近い方は必要ないという方もいらっしゃると思います。ご検討いただけるとありがたいです。
【回答】
ご意見をいただき、ありがとうございます。
また、市外からのお迎えやご実家が遠いことなど、実際の災害を想定しながら訓練に参加してくださったこと、大変ありがたく感じております。
おっしゃるとおり、実際の災害時には道路の崩落や渋滞、橋の通行止めなど、普段とは異なる状況が起こり得ます。徒歩や自転車での来園となった場合、1〜2時間以上かかる可能性も十分に考えられます。
そのような中で、「お迎えが遅れた際に子どもたちの食料や水分が確保されているか」というご心配は、非常に重要な視点だと感じております。
■ 園の備蓄状況について
当園では現在、
- 食料:3日分
- 飲料水:3日分
- 簡易トイレ:およそ2日分
を備蓄しており、大規模災害によってお迎えが大幅に遅れた場合でも、子どもたちが安全に過ごせるよう体制を整えております。
ただし、実際の災害は想定を超える事態も起こり得るため、今回のご意見を踏まえ、備蓄内容や数量についても改めて見直しを行う必要があると感じております。
■ 衣類などの個別備蓄について
衣類や下着、タオルなどの「個別での備蓄品」については、園で全員分をお預かり・管理することが難しいのが現状です。
ただし、ご家庭の状況や職場での取り組みに合わせて、すでにご自身の備蓄を準備されている場合には、お子さんの分も一緒に用意しておかれると、災害時の安心につながるかと思います。
園としても、必要な物品や想定される状況については、今後さらにわかりやすくお伝えしてまいります。
■ 今後について
今回のご意見は、園の防災体制をより強化するうえで非常に大切な視点です。
職員間でも共有し、
- 備蓄の再点検
- お迎えが遅れた場合の園内での生活体制
- 長時間滞在を想定した環境整備
について、改善に向け検討を進めてまいります。
貴重なご意見を寄せていただき、本当にありがとうございました。
【ご意見・感想】
2回目の引き渡し訓練参加でしたが、今回は屋上に避難で、 迎えにも行きやすかったですし、混雑してなくて良かったと思いました。
【回答】
ご感想をお寄せいただき、ありがとうございます。
2回目のご参加とのことで、今回も訓練にご協力いただきましたこと、心より感謝申し上げます。
今回は、昨年度の反省を踏まえ、避難場所や職員の配置、声かけの方法などを職員間で共有しました。また、新しく加わった職員もいたため、事前に職員のみで誘導の予行練習も行いました。その結果として、スムーズな避難と引き渡しにつながったのではないかと感じております。
保護者の皆様のご協力のおかげで、大きな混乱もなく引き渡しを行うことができました。
今後もほかのご意見も踏まえながら、改善すべき点を見直し、より安心してご参加いただける引き渡し訓練となるよう努めてまいります。
職員からの意見・感想
LUMINA
避難の流れや引き渡しの手順について
- 昨年の反省を踏まえ、改善を図った為避難時や引き渡し時の大きな混乱はなかった。
- お迎えに来られる方がLINEの登録を行っていないご家庭があり、地震の通知が伝わっておらず、お迎えに来られないご家庭があった。
備品・設備等について
- 0,1,2歳児のの防災頭巾のサイズで、サイズがあっていない子がいた。また、児童クラブでは防災頭巾が不足していた。買い足すのであれば、乳児のサイズを買い足して、現在乳児で使っている防災頭巾をクラブに回して調整してほしい。
- 地震の発生時に非常ベルを鳴らしたが、聞こえない部屋がいくつかあった。
- 現在、非常食を1階に保管しているが、実際に災害が起きたことを考えると2階に保管する方が適切と感じる。
Leaf
- 慣れない場所ではあったが、子ども達も泣いたりすることもなく落ち着いていた。
- 車で来られた方が少なく、歩行者の方やルミナ駐車場係の先生にも「車が通ります」などの声掛けもでき混雑することもなかった。
- 落ち着いて避難ができるよう子ども達にも声掛けし、安全に避難することができた。
- 引き渡しの際も子ども達を呼び頭巾を受け取り、スムーズに保護者へ引き渡しできた。
- 1歳児は階段の昇降がまだスムーズではない子も多く、子どもの足では遅れてしまうので、階段は特にヘルプを出し、子どもの足ではなく職員が抱きかかえ上へ避難したほうがいいのか??急ぐ必要はないが、命を守るためには速やかに上へ避難することが最優先ではないかと感じた。
- 屋上から室内への移動時、予定していたクラスと違う場所を指示され、先頭の先生が戸惑う場面があったので全員が把握できているとよかった。
- 暑さ、寒さ対策も考えていきたい。
- 絵本や歌で子ども達が退屈しないよう(安心できる雰囲気)に待機できた。
- 保護者の皆さまのご協力のもと、12時までには全員引き渡しが完了できた。
ご意見等を踏まえたうえでの感想とお礼
今回の引き渡し訓練につきまして、保護者の皆さまにはお忙しい中ご参加・ご協力いただき、誠にありがとうございました。いただいた多くのご意見やご感想から、皆さまが真剣に訓練に向き合い、日頃から防災意識を持ってくださっていることを改めて実感いたしました。
今年度は、訓練の流れ自体は大きな混乱なく進めることができましたが、事前の案内不足や園舎による持ち物対応の違い、水筒の扱い、引き渡し時の確認方法など、改善すべき点が明確になった訓練でもありました。特に、実際の災害時を想定するからこそ、子どもたちの安全確保や体調管理への配慮をより丁寧に行う必要があることを、園として強く受け止めております。
また、保護者の皆さまから寄せられた「駐車場の混雑」や「誰に引き渡したかの明確化」などのご意見は、災害対応における重要な視点であり、来年度の訓練方法やマニュアル整備に必ず反映してまいります。特に、引き渡し時のサインの導入については、現実的かつ安全性を高める取り組みとして準備を進めてまいります。
職員からも、防災頭巾のサイズ不足や備蓄場所の見直し、非常ベルの聞こえにくさ、階段避難のサポート体制など、園内運営面での改善点が多く挙がりました。それらは、日常保育の中では気付けない課題でもあり、訓練を実施する意義を改めて感じる機会となりました。
今年度の訓練を通じて、園としては「保護者の迎えが遅れる場合の子どもたちの過ごし方」など、より実践的な防災体制の構築が必要であると強く認識いたしました。こうした課題を一つずつ改善し、万が一の災害時にも子どもたちの安心・安全を守れる園づくりを進めてまいります。
最後になりますが、今回の訓練へご協力いただいたすべての保護者の皆さまに、心より感謝申し上げます。皆さまからの率直なご意見は、園にとって大変貴重な財産です。
今後も、より安全で確実な災害対応に向けて職員一丸となって取り組んでまいりますので、引き続きご理解とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。


