お知らせ

令和6年度 保護者アンケート結果に基づく自己評価について

1.園舎ルミナ保護者アンケートの評価と対応策

日頃よりあさひこども園ルミナ園舎の運営にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。今回実施いたしました保護者アンケートの結果に基づき、園の評価と今後の対応策を以下の通りまとめました。

1-1.ルミナ保護者の評価

回答率 77%

設問とてもそう思うそう思う普通そう思わないわからない
1.子供一人一人を理解し、大切に保育されている32%57%11%0%0%
2.目標にそって発達に応じた保育がされている18%61%20%0%0%
3.年齢に応じた食育への取り組みがされている20%36%27%2%14%
4.友達と仲良く遊んでいる36%45%16%0%2%
5.子供が喜んでこども園に通っている43%36%18%2%0%
6.園での怪我や体調の変化について、適切に対応されている36%43%11%9%0%
7.職員から子供の様子や健康状態の声かけがある34%55%9%2%0%
8.子供の気持ちや様子、子育てについて職員と話したり相談できる30%43%20%2%5%
9.園便りなどの情報提供はわかりやすい30%41%27%2%0%
10.園の生活において安全対策がとられている18%32%39%7%5%
11.職員は日常、ていねいに対応している36%45%14%0%5%
12.保護者や子供のプライバシーが守られている32%48%16%2%2%
13.総合的に評価して満足している39%45%16%0%0%

1-2.保護者の皆様からのご意見ご要望

回答者 ルミナ 川野

情報提供に関するご意見

  • 感染症が出ている時は、情報をもらえるとありがたいです

ご意見ありがとうございます。感染症に関する情報は、保護者の皆さまが安心してお子さまを預けられるよう、施設管理システムのトップページに適宜掲載しております。特に、感染者が3名を超えた場合には、クラスごとの感染者数をお知らせしておりますので、ご確認いただけますと幸いです。今後も、保護者の皆さまに必要な情報を分かりやすくお届けできるよう努めてまいりますので、どうぞご安心ください。
※保護者の皆様からの連絡を元に掲載しておりますのでリアルタイムではございませんが、出席が大方揃う10:00頃には更新を行っております。

業務負担に関するご意見

  • 様々なイベントがあり、子供は楽しい園生活を送らせてもらっています。ですが、先生方は普段の業務を行いながらイベントの準備をして下さっていると思うので、先生達の負担が気になります。
    また、ククムの先生が夕方園児の見守りをして下さっています。記録等の仕事があると思うのですが、その時間が確保されているのか気になります。
  • 職員の入れ替わりが激しいように思います。子どもが環境変化が苦手なため、何が原因かわかりませんが、イベント毎等が減っても職員の変動が少ない方が嬉しいです。
  • 子供のことを共有させていただいて、とても心強いです。ケガの理由がわからないことが何度かあったので、保育士さんの増員されると目が行き届くかと思います。 今後ともよろしくお願いいたします。

このたびは、貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございます。また、保育士へのお気遣いや、kukumu職員の業務に関する具体的なご心配、さらには園の運営について不安を抱かせてしまいましたことを、心よりお詫び申し上げます。いただいたご意見につきまして、以下のとおりご回答いたします。

1. イベントや行事に関するご意見について

当園では、行事を通して子どもたちの成長を支援するという方針から、現時点で行事の削減は考えておりません。ただし、職員に過度な負担がかからないよう、以下のような改善策を既に実施し、継続的に見直しを進めています。

  • 行事内容や役割分担の見直し
  • 事前準備の計画的な実施
  • お便りの提示方法変更による業務軽減(ツール使用)
  • その他
    今年度は、職員からの意見を取り入れて、オープン保育(参観)を年間自由来園とし、職員の負担や緊張を軽減しております。また、園児の受け入れの制限を行っております。
    当園独自で行っている行事としては「ルミナマルシェ」のみですが、この行事の内容に関しましては負担が大きい面もあると感じておりますので、さらに改善していく予定です。

今後も、職員同士の連携を密にし、さらに効率的な運営方法を模索することで、子どもたちが楽しめる行事の質を保ちながら、職員の負担軽減に努めてまいります。

2. 夕方の見守りや記録作業に関して

こども園の保育士とkukumuの職員が共同で行う夕方の見守りは業務の一環です。単なる補助業務ではなく、子どもたちの関わりを観察し、こども達の支援につなげる大切な業務となります。両職員の視点を活かした「アセスメントを行う重要な場面」という意識を共有し、専門性を活かして取り組んでいます。また、記録作業につきましては、基本方針として「可能な範囲で」としておりますが、保護者からのご要望もあり、「しっかりと記録を残したい」という職員自身の意志も強く、それは教育・保育や療育支援に対する真摯な姿勢の表れであると感じています。元々は複数の職員で分担して1職員当たり、2名から3名分を記載しておりました。育休や退職により1職員辺りの負担が大きくなったと職員からの意見を受け、検討した結果、休止する決定をさせていただいたところです。また、必要に応じてアセスメントシートや行動チェックシートなど様々な書類を作成しなければなりませんが、開業当初から最低限の記録となる連絡帳のみの記載をお願いしております。決して無理に負担をかけているという事はないかと考えておりますが、職員とも更なる協議をしながら改善を図っていければと存じます。

3. 職員の入れ替わりに関するご意見について

職員が退職を選択する理由はさまざまですが、その一因として、新しい職場環境への適応が難しいことが挙げられます。特に、インクルーシブ保育の環境では、異業種から転職した職員が、同じ施設内で同じ労働条件のもとで働くことに難しさを感じるケースもあります。

私たちは、インクルーシブ保育が子どもたちの成長に大きな良い影響をもたらすと信じており、すべての子どもたちが安心して成長できる環境づくりを目指しています。そのため、支援を必要としないお子様の活動が、kukumuを利用するお子様の支援や、その職員の業務負担軽減の影響によって制限されることがないよう、適切な環境を整えることが重要だと考えています。

保育士は日々多くの記録業務を行っていますが、例えばkukumuの職員だけが業務負担を理由に軽減措置を進めることになれば、結果的に保育士の業務負担が増し、全体のバランスが崩れる可能性があります。そのような状況では、こども園や児童発達支援事業所としての機能を十分に果たせなくなる恐れがあります。そのため、どのように効率的に遂行するかについては、経験やスキルを活かしながら工夫していくことが求められます。

当園のインクルーシブ保育では、異なる専門知識を持つ職員が協力し、バランスよく業務を進めることが大切です。組織で働く以上、一人ひとりが自分のやり方を優先すると、特定の職員に負担が偏る可能性があります。そのため、適切に役割を分担し、お互いの理解を深めながら、円滑な運営を目指します。

「お子さまが環境変化に弱い」というご意見については、真摯に受け止めており、職員の定着を図るため、以下のような取り組みを進めています。

  • 新任職員への研修およびフォローアップ体制の充実
  • 職員間のコミュニケーション促進と情報共有の強化
  • 相談しやすい、風通しの良い職場づくり

4.ケガの理由がわからないことについて

怪我の原因がわからないことが数回あったとのご意見、大変ご心配とご不安をおかけし、申し訳ございません。当園では、こども達が活動する中で怪我が発生しないよう、職員一同で注意深く見守っておりますが、全ての場面を完全に把握することが難しい場合もございます。そのため、園内にはカメラを設置し、安全確保と事後確認に努めております。しかしながら、カメラだけでは限界があることも事実です。ご指摘いただきました通り、人員を増やすことで見守りの体制を強化し、怪我の発生を防ぐ環境づくりを進めたいと考えております。一方で、人員の確保が難しい状況もございますため、現在の体制内でできる限りの工夫を行ってまいります。

行事の削減は当園の方針上考えておりませんが、職員への負担を心配される保護者の皆さまのお気持ちを真摯に受け止めております。貴重なご意見をいただき、職員の負担軽減策や園運営の在り方について深く考えるきっかけを与えてくださったことに感謝申し上げます。

職員が無理なく業務に取り組むことで、結果としてお子さまがより安心して楽しく過ごせる園生活につながると考え、行事内容や役割分担の見直し、準備の効率化など、具体的な負担軽減策を進めてまいります。また、夕方の見守りや記録作業についても、kukumuを再開する際には職員間での連携をさらに強化し、必要な時間をしっかりと確保できるよう改善を図ってまいります。

これらの取り組みの進捗については、今後も適宜ご報告し、保護者の皆さまとともにより良い園運営を目指してまいります。引き続き、職員が長く安心して働ける環境を整えることで、お子さまの成長を全力で支える園運営に努めてまいります。

衛生面と子どもの尊厳に関するご意見

  • 以前、朝送った際に教室内に歯磨きコップが転がっているのは衛生的に少し気になりました。 迎えに行く時、トイレの前で下半身を裸で出てきており、少し気になりました。

ご意見をいただき、ありがとうございます。
コップが転がっていた点について、衛生面でご不安を感じさせてしまい、大変申し訳ございません。状況を確認したところ、使用後のコップが適切に片付けられなかったことが原因と判明いたしました。今後は、職員が清掃状況をこまめに確認し、清潔な環境を維持できるよう努めてまいります。また、子どもたち自身がコップを適切に片付ける習慣を身に付けられるよう指導を徹底してまいります。

また、トイレ前で下半身が裸のまま出てきていたとのこと、大変申し訳ございませんでした。子どもの尊厳を大切にするべき中で、このような場面が発生したことを重く受け止め、反省しております。小さなお子さまでも、安心して過ごせる環境を提供するために、以下の対応を徹底してまいります。

  1. トイレ周辺の環境整備
    • 必要に応じてトイレの近くに仕切りやカーテンを設置し、プライバシーを守る環境を整えます。
  2. 職員への指導強化
    • 子どもたちが衣服をきちんと整えてから教室や共有スペースに戻るよう、職員がサポートし、適切な声掛けを行います。
  3. 保護者への説明強化
    • 今後、環境整備や改善策の進捗について保護者の皆さまに適宜ご報告し、ご安心いただけるよう努めます。

保護者の皆さまのご意見を真摯に受け止め、引き続き安心・安全な環境づくりに努めてまいります。ご不明点やお気づきの点がございましたら、どうぞ遠慮なくお知らせください。

保護者への情報共有に関するご要望

  • アンケートの実施、ありがとうございます。 ・年長さん以上については園で統計を取って、情報を共有して頂きたい。 例)習い事、進学先、睡眠時間、食べ物の好き嫌い、補助無し自転車に乗れるか 等

アンケートの実施について、感謝のお言葉をいただき、誠にありがとうございます。子育ての中でどのような習い事をさせているのか?どのような生活リズムなのか?休みの日にどこに行ったりするのか?気になるところもございますね。アンケートを実施して、可能な範囲で共有できたらと考えております。また保護者の皆様が情報交換できる仕組みができたらと考えております。そのような意味合いが保護者役員会にもございますが、さらに参加しやすい場になって行けたらと考えております。ご意見等ございましたらお気軽にお声掛けください。

砂遊び時の職員へご要望

  • ポケット、靴、靴下に砂が大量に入っていることが多いです。砂遊び後は入っていないか確認するよう声掛けをしていただきたいです。

このたびは、砂遊び後のポケットや靴・靴下に砂が入っている点についてご要望をいただき、誠にありがとうございます。砂遊びを行うタイミングやその後の活動の状況によっては、職員がすべてを確実に確認することが難しい場合もあると考えております。

たとえば、主活動後に室内に戻る際にはある程度気づくことができますが、夕方の外遊びで砂遊びをしてからそのまま帰宅する場合は、どうしても見落としてしまう可能性がございます。

また、お子さまが砂や木の枝、石などをポケットに入れる行動には、物の感触や特性に興味を持ったり、「あとで一人で遊びたい」「持ち帰りたい」といった気持ちが影響している場合もあります。こうしたお子さまの探究心や好奇心を大切にしながら、状況によっては大目に見ていただくこともご検討いただければ幸いです。

もちろん、職員としてもできる限り声掛けや確認を行い、お子さまの衣服や所持品に余分な砂や小石が残らないよう気を付けてまいります。何かお気付きの点やご要望等がございましたら、遠慮なくお知らせください。引き続き、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

習い事についてのご要望

  • 習い事の数を増やしてほしい。 (英語、体操、公文の送り迎えなど)

このたびは習い事に関するご要望をお寄せいただき、誠にありがとうございます。当園では、習い事の選択はご家庭の教育方針によるものと考えております。

幼児期はさまざまな体験を通して子どもたちの感性を育む大切な時期であり、非認知能力(自分で考える力や協調性、やる気など)を伸ばすことが、小学校以降の学びにおいて基盤となると当園では捉えております。そのため、現在はこれ以上習い事を増やす予定はございません。

「感覚統合遊び」の重要性についても改めて実感しており、この力がうまく育たないと、学習や集団生活の中で困難を感じることがあるため、令和7年4月から年少さんを対象として体育教室を開始します。(R7.3.24修正)

児童クラブ(小学校)におきましても、将来的に習い事を増やす可能性がありますが、現時点ではスイミングと書道のみの実施となっております。今後の取り組みについて変更や追加がありました際には、改めてお知らせいたしますので、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

その他

  • 子供を叱ったり褒めたり、丁寧に接して下さっていることに感謝しているのは勿論ですが、親に対しても気遣いの言葉を掛けてくださるのでありがたい限りです。
  • いつも丁寧にサポートして下さりありがとうございます!
  • 何時も笑顔でご対応して頂き感謝してます。何かあった時等の説明はいつもわかりやすく、子供を預けるのも安心しております。 引き続き宜しくお願いします🤲

このたびは温かいお言葉をいただき、誠にありがとうございます。
私たちは、子どもたち一人ひとりに丁寧に向き合うことはもちろん、保護者の皆様にも安心していただけるよう日頃から心がけております。今回、頂戴したご意見やご要望を踏まえ、より良い園づくりに努めるとともに、皆様が安心してお子さまを預けられる環境を今後も整えてまいります。
このような感謝のお言葉は、職員一同の大きな励みとなります。引き続きご理解とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

2.保護者アンケート結果の分析と自己評価

2-1. ルミナ園舎の強み

  1. 子ども一人ひとりを大切にする保育姿勢
    • 「子どもに寄り添い、丁寧な対応をしている」「一人ひとりの発達に合わせた保育が行われている」という高評価が多く、園全体として個別支援やコミュニケーションを大切にする姿勢が保護者の皆様から信頼を得ていると考えられます。
  2. 職員の温かいコミュニケーションと保護者対応
    • 「職員から日々の様子を丁寧に知らせてもらえる」「質問や相談に気軽に応じてもらえる」といった声から、日常的な声かけや相談体制への高い満足度がうかがえます。
    • また、保護者の皆様に対しても笑顔での対応や分かりやすい説明を心がけている点が好意的に受け止められています。
  3. 行事や活動を通じた子どもの成長支援
    • イベントが多く子どもが楽しんで通っているというご意見が複数寄せられ、子ども主体の活動を充実させていることが評価されていると言えます。
    • インクルーシブ保育を実践していることで、互いに学び合い、成長につながる環境が整っている点も強みの一つと考えています。

2-2.課題と改善策

園の生活における安全対策について

課題: 「園の生活において安全対策がとられている」という設問に対し、「そう思わない」と回答した割合が7%と比較的高く、また「わからない」と回答した保護者も5%いることから、園の安全対策に不安を感じている方がいらっしゃいました。

対応策:
安全対策の具体的な内容をより明確にし、保護者へ定期的に情報共有を行います。例えば、避難訓練の実施報告、安全管理マニュアルの見直し、園内の危険箇所の点検状況などを園便りや公式LINEなどで積極的に発信し、保護者が安心できる環境づくりを進めます。また、職員間でも安全管理の意識を再確認し、日々の園内チェック体制を強化していきます。

② 職員との相談体制について

課題: 「子供の気持ちや様子、子育てについて職員と話したり相談できる」という設問において、「普通」または「そう思わない」と回答した割合が増えており、一部の保護者が相談しにくいと感じている方がいらっしゃいました。

対応策:
保護者の皆様が気軽に相談できる環境を整えるため、以下のような取り組みを強化します。

  • 定期的な個別面談の機会の充実: 園からの面談の呼びかけを増やし、保護者のニーズに合わせた柔軟な対応を行います。
  • 日常的な声掛けの促進: 職員が園での子どもの様子を積極的に伝え、相談のきっかけを作るようにします。
  • 相談窓口の設置: 園内に「保護者相談窓口」を設け、相談がしやすい体制を整えます。

情報提供の改善

課題: 「園便りなどの情報提供はわかりやすい」という設問において、「普通」または「そう思わない」と回答した保護者の割合が29%あり、情報の伝達方法が十分に理解されていない状況でした。

対応策:
保護者への情報提供をより分かりやすくするため、次の施策を実施します。

  • 連絡手段の見直し: 園便りや掲示板、公式LINEを活用し、保護者が必要な情報をより迅速に得られるよう工夫します。
  • 情報の整理と簡潔化: 伝えるべき情報の優先順位を明確にし、見やすく簡潔な形式で提供します。
  • フィードバックの活用: 保護者からの意見を取り入れながら、より適切な情報提供の形を模索します。

怪我や体調変化への対応

課題: 「園での怪我や体調の変化について、適切に対応されている」という設問に対し、「そう思わない」と回答した割合が9%と比較的高く、また「普通」と回答した割合も一定数存在していることから、保護者が対応に不安を感じている方がいらっしゃいました。

対応策:
怪我や体調変化に関する対応の透明性を高め、保護者の安心感を向上させるため、以下の施策を行います。

  • 迅速な連絡体制の強化: 怪我や体調の変化があった場合、保護者に迅速に連絡を行う体制を徹底します。
  • 詳細な状況説明の強化: 怪我の原因や対応内容について、保護者へより具体的に説明するよう努めます。
  • 職員の対応力向上: 研修などを通じて、職員が適切な対応を迅速に行えるよう、スキル向上を図ります。

3. おわりに

アンケートにご協力いただきました皆様には、改めて感謝申し上げます。いただいた貴重なご意見をもとに、当園の保育・運営環境の強みをさらに伸ばし、課題の改善に努めてまいります。

今年度のアンケート結果を拝見し、職員不足やインクルーシブ保育、縦割り保育の方針に関してご懸念をお持ちの方がいらっしゃるのではないかと感じております。当園では、支援を必要とするお子様が毎年一定数おられ、全国的にもその数は増加傾向にあります。そのため、専門的な知識を持つ職員がクラスに配置されることで、担任の負担軽減とより手厚い支援の提供を図っております。具体的には、従来1名で対応していた状況を2名体制とすることで、職員の業務負担を軽減しつつ、子どもたちへの支援の質を向上させております。

一方、子どもの成長に目を向けますと、当園では年齢別の活動も大切にしつつ、異年齢での生活を中心とした縦割り保育に取り組んでいます。異年齢の子どもたちが共に過ごすことで、思いやりや自立心が育まれるなど、良い影響を与えていると感じております。年上の子どもは年下の子どものお世話を通じて責任感やリーダーシップを養い、年下の子どもは年上の子どもをお手本にすることで意欲や好奇心が高まります。また、異年齢の子ども同士が関わることで、社会性や協調性が身につき、コミュニケーション能力の向上も期待できます。さらに、年齢の違う友達と仲良くすることで、友達の幅が広がり、年齢に関係なく友達を作ることができます。これらの経験を通じて、子どもたちは人間関係の構築の仕方を学び、将来の社会生活においても役立つ力を身につけていきます。

今後も、子どもたちの園生活の満足度向上や友人関係の構築支援、プライバシー保護の強化など、具体的な対応策を講じてまいります。ご不明点やお気づきの点がございましたら、どうぞ遠慮なくお知らせください。皆様のご意見を活かし、子どもたちの健やかな成長と保護者の皆様の安心を一層高められるよう、職員一同努めてまいります。

引き続き、あさひこども園をどうぞよろしくお願いいたします。

あさひこども園 園長 川野

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